[76]『容疑者Xの献身』 <映画館> 2008/10/05 [映画]
('08日)監督: 西谷弘 出演:福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子 他
東野圭吾の同名小説の映画化。ストーリーに対しての感想は、既に原作を読んだ際にこちらに載せたので割愛する。
*
まず映画の雰囲気は、原作のそれを見事に再現していたと思う。舞台設定や空気感、各人物の設定までしっかりとこだわりを持って作り込まれている印象を受けた。ドラマ版が比較的軽いタッチの作りだったので、この原作の重苦しさを上手く表現出来るのか心配だったが、ドラマ版のテイストを最小限に抑えて、上手く原作の重厚さが表現されていたように思う。
また、それらをさらに際立たせたのが役者陣たちの演技。中でも、石神役の堤真一と花岡靖子役の松雪泰子は見事に原作のキャラを再現していた。二人の演技がこの映画を支えたといっても過言ではないだろう。映画にするにしては地味なこの話を、過剰にならない程度に組み替え、演出を増やし、ドラマ版のファンも満足するような仕立てになっている。
封切り当日に放送された、『ガリレオ0』もなかなかの出来で、本シリーズを大事に育てたいフジテレビの意気込みを感じた。
満足度:★★★★☆(4.5点/5点満点)
東野圭吾の同名小説の映画化。ストーリーに対しての感想は、既に原作を読んだ際にこちらに載せたので割愛する。
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まず映画の雰囲気は、原作のそれを見事に再現していたと思う。舞台設定や空気感、各人物の設定までしっかりとこだわりを持って作り込まれている印象を受けた。ドラマ版が比較的軽いタッチの作りだったので、この原作の重苦しさを上手く表現出来るのか心配だったが、ドラマ版のテイストを最小限に抑えて、上手く原作の重厚さが表現されていたように思う。
また、それらをさらに際立たせたのが役者陣たちの演技。中でも、石神役の堤真一と花岡靖子役の松雪泰子は見事に原作のキャラを再現していた。二人の演技がこの映画を支えたといっても過言ではないだろう。映画にするにしては地味なこの話を、過剰にならない程度に組み替え、演出を増やし、ドラマ版のファンも満足するような仕立てになっている。
封切り当日に放送された、『ガリレオ0』もなかなかの出来で、本シリーズを大事に育てたいフジテレビの意気込みを感じた。
満足度:★★★★☆(4.5点/5点満点)
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